〝武〟と〝医〟の世界が通ずるのか?
〝武〟の世界と〝医〟の世界が何故、通ずるのかと問われます。

その問いが出るということは、
〝武〟は
『人を傷つけるもの』
『闘うもの』
『人に被害を被らせるもの』
という認識だと捉えられます。
そんな認識のものが、
何故、伝統を持てるのか?
何故、歴史的に世界へ普及するのか?
何故、テクノロジーが発展しても行うのか?
〝武〟は守る術(すべ)です。
戦わない術です。
心身を高める術です。
〝武〟は人を助ける術です。
では〝医〟の目的は何なのでしょうか。
病を治す術なのでしょうか?
病は人を傷つけ、被害をもたらせ、
闘うものと認識されています。
〝医〟は病から守り、被害を最小限で止め、
病と闘わなくても良い方法のはずです。
〝医〟は病を治す術ではなく、
人と共に病から回復するための補助です。
病を治すのは本人です。
〝医〟は、その助けをしているものです。
〝武〟も〝医〟も
命に向き合い、人を助けるもの。
〝武〟は傷つけるものではなく
〝医〟は治すものでもない。
どちらも認識の問題。