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太極拳お悩み相談室「力強い表現をするためには?」

本日のお悩み相談[北海道・40代・Sさん(男性)]

私は5年ほど太極拳をやっています。

最近あの迫力のある動きがやりたくて、陳式太極拳を始めました。


自分の動きをビデオにとって見てみたのですが、

他の人と同じようなカッコイイ動きにはなりません。


教室の先生からは、とりあえず練習して、

基本を身につけるように言われるのですが、

何か秘訣とかあれば教えてください。



【げんこう先生の回答】

私からも基本を継続して練習する事をおすすめします。 太極拳の表現は陰陽の原理です。 それは、どの種類の太極拳も、武術も、 他の演舞する競技にも共通することで、 ●「速い」:「遅い」 ●「強い」:「弱い」 ●「硬い」:「柔らかい」 と反対の意味をもつ存在があって初めて、 その表現が映えます。 力強い表現は、その反対の 弱く、柔らかな表現の中で映えます。 そのため、力強いだけの表現は、 みている側からすると、 ただ硬くて、イキんでいる と感じられてしまいます。 太極拳の基本である 「柔らかく、緩やかな」表現を身につける事で 初めて、一点の「力強い」表現が 何倍にも美しく跳ね上がるのです。




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GENKO

中村げんこう

剣術、槍術、太極拳の世界的な武術家。

武術競技選手として世界で40個のメダルを獲得。

JOC日本オリンピック委員会強化コーチとして
アスリートの育成にも従事。

三大伝統中医学の一つ、推拿(すいな)の第一人者であり、生活習慣病の早期発見と回復を多く手掛け、自然治癒力、自己回復力を活性化する
方法を世界中で広く普及し多くの生徒を輩出。

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