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病の回復は自分自身が行うもの

更新日:2020年10月24日

<治療・回復の概念>

病の治療や病からの回復は自分自身が行うものです。


先進医療が発展すると同時に、いつしか病は医療によって治療されるもの、医療によって回復させてもらうものとなってしまいました。

病の予兆を検査にのみ頼り、治療を医療のみに頼る。

予防医療を検査や限定された食材とし、様々な病になる原因を%で表す。

設定された数値を越えれば病であり、以下であれば健康という概念。

不調をいくら訴えても、数値に出なければ病でない。

医療機関の問診はPC画面を見るのみとなり、数値によって判断され、不調を訴えている患者の顔さえ見なくなった。

病になった原因は何なのか?

心、精神、思考、休息、睡眠、睡眠の質、仕事、運動、活動、余暇の過ごし方、

食材、食すタイミン、食べ方、環境、気候、体質、性格…

全てが関わり、全てが原因となり、その蓄積が現状を作っています。

これらの原因は〝個〟によって異なります。

100人いれば100通り、10,000人いれば10,000通り、日本国は1億2,000万通りの原因と方法がある。研究者達はそれを数値化し、カテゴライズし、化学反応の実験のように

病を判断しています。

それは治療ではなく、病を抑えているもの。一時的にその状態を抑え回復を促しているもの。現代医療は素晴らしい発展を遂げていますが、目的は治癒ではなく、一時的な抑制にあります。過剰反応を起こした身体に対し、一時的に抑制することで身体が本来の状態を思い出し、正常に機能している状態へ回復させる能力を高めているというものです。

咳が抑えられる、

鼻水が抑えらえる、

頭痛が抑えられる、

発熱が抑えられる、

痛みが和らぐ、

痒みが和らぐ、

など、素晴らしい発展を遂げた医療。

現代医療の発展は人の顔を見なくても、人間の病と言われる様々なものを抑えられるという素晴らしい研究が進み達成したのです。

その作用に頼るがために、その目的を果たした現代医療の発展の先に

病が回復しやすくなったはずが回復できない。治癒しない。

問題は医療の発展ではなく、人間が持っている能力である自己回復力が低くなっていること。

「本来の能力が低くなる」ことを〝退化〟という。

発展を遂げるということはそれを扱う能力も同時に高めるもの。

現代のITや家電などの機器などに関しても同じことが言えます。

それを扱いきれていない状態を「宝の持ち腐れ」という。

現代医療の発展を宝にするなば、人間の能力もそれに見合うよう

高めることが必要なのではないでしょうか。

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GENKO

中村げんこう

剣術、槍術、太極拳の世界的な武術家。

武術競技選手として世界で40個のメダルを獲得。

JOC日本オリンピック委員会強化コーチとして
アスリートの育成にも従事。

三大伝統中医学の一つ、推拿(すいな)の第一人者であり、生活習慣病の早期発見と回復を多く手掛け、自然治癒力、自己回復力を活性化する
方法を世界中で広く普及し多くの生徒を輩出。

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